暑い夏がやってきた。こんな時には冷やし中華が一番だ。冷やし中華で何かキャラごはんを作れないだろうか。頭に浮かんだのは彦根のゆるキャラ「ひこにゃん」だった。冷やし中華+ひこにゃんで「冷やしひこにゃん」を作りたい。
「冷やしひこにゃん」をつくる
材料はめん、たまご、錦糸たまご、トマト、きゅうり、ハム、のり。あくまでもいつもの冷やし中華と同じ材料で勝負したい。
まずはめんをゆで皿に盛る。ひこにゃんのふっくらとした丸い顔になるように整える。次にかぶとの横の部分をハムでつくる。重ねたハムを細長い三角形に切る。かぶとの上の部分は、半分に切ったトマトを合わせて形にする。皿にかぶとをのせると、なんだか真っ赤なおしりみたいだ。
次にかぶとに角をつける。錦糸たまごを指で角の形にしていく。ちぢれ毛を扱っているようで難しい。
いよいよ正念場である顔のパーツづくりの時間がやってきた。かわいくなるか残念な顔になるかはここで決まる。全神経を集中してのりにはさみを入れる。目、鼻、ひげを切り終えると体中から汗が流れていた。涼しさを求めて冷やし中華をつくっているのに、これでは本末転倒である。
フィニッシュはひこにゃんの鈴だ。ゆでたまごを半分に切り、きゅうりといっしょにあごの下にのせる。できた! ついに冷やしひこにゃんのお目見えだ。
どっと疲れたが、ひこにゃんの顔をみて思わず笑ってしまった。ユーモラスとしか言いようがない。あなたもこの夏、冷やしひこにゃんを始めてみてはいかがだろうか?