以前いなりずしとりらっくまを組み合わせた「いなりらっくま」を作ったところ、大きな反響があった。またキャラごはんを作りたい。そうだ、もうすぐ夏だしアレにしよう。白羽の矢を立てた料理は、冷ややっこだった。
冷ややっこ+こりらっくまで「冷ややっこりらっくま」を作りたい。はやる気持ちを抑えきれず、スーパーに食材を買いに走る。材料は悩んだ結果、とうふ、梅干し、のりに決めた。冷ややっこなので材料もシンプルにしたい。
皿にとうふのせ、顔をつくるのにちょうどいい大きさか確かめる。次にこりらっくまの目と鼻をのりでつくる。のりをはさみで小さく切るのは苦行に近いため、文明の利器「のりパンチ」を使う。パンチ一発であっという間に目と鼻ができた。
こりらっくまの赤い耳は、梅干しをナイフで小さく切ってつくる。これで下準備はオーケー。あとはのりと梅干しをとうふにのせるだけだ。
緊張の一瞬。手先がぷるぷる震え、目となる小さい丸いのりはとうふの変なところに落ちてしまった。とうふの表面は水分でベタついており、のりはとうふから吸いついて離れない。のりを無理やり移動させようとしたら、目がまっぷたつに割れてしまった。
のりのポジション取りに苦戦したが、なんとかとうふに目と鼻をのせ終えた。最後に耳の梅干しをのせてできあがり。今回は楽勝だと思っていたが、ひっついたら離れないのりに思わぬ苦戦を強いられた。完成品を見ると、こりらっくまというより正体不明の白い犬になっていた。
ふつうの冷ややっこに飽きたら、冷ややっこりらっくまを作ってみてははいかがだろうか。正体不明の白い犬でも、可愛いものですよ。
●関連リンク
・記事の中で使っているのりパンチ
・クックパッド 武田タケのレシピ