とうふはシンプルで美しい。でも、シンプルすぎやしないか? とうふというまっさらなキャンバスに、何か描けないだろうか。そこで頭にうかんだのは、かわいさのかたまり「アルパカ」だ。
とうふというキャンバスに絵筆はいらない。竹串としょうゆがあればいい。
とうふに竹串をいれ、ゆっくりとアルパカのボディを描く。アルパカのもふもふ感が出るように、竹串をカーブさせていく。目はしっかりと入れ、口元はにっこり。笑顔のアルパカがかけた。
だがこれで終わりではない。最後にアルパカに魂をふきこむため、しょうゆをたらす。じわ~っ。すると白いキャンバスの向こうから、アルパカがあらわれた。冷ややっこならぬ、「アルパカやっこ」誕生の瞬間だ。
ありがとう「アルパカやっこ」。つぶらなひとみにいやされたぞ。