このブログで何度も取り上げている風変わりなラーメン屋「パパパパパイン」。ある意味天才な店主のtwitterをチェックしていると、目を疑う限定ラーメンを発表していた。それがパフェとラーメンを合体させた「パパパパパフェー」である。これはヤバい。危険な香りしかしない。
すぐさま店に直行し、「パパパパパフェー」(800円)を注文。しばらく待つと、信じられないラーメンがやってきた。
ヤバい、パフェ色が強すぎる! 店主思い切ったな。となりの女性客も「かなり攻めてる」と興奮気味。一番気になるのは、どうみてもラーメンの中にプッチンプリンが入っていることだ。
目の前のどんぶりが、現実だと受け入れられない。ポッキーまで入ってるし。「よく混ぜて食べてくださいね」。パイナップルアロハを着た店主がほほえむ。混ぜるの? 地獄絵図だよ?
混ぜた。チョコクリームと生クリームが麺にからまり、全体的に黒くなった。よく分からないが下からバナナとパイナップルも出てきた。もう後戻りはできない。勇気を出して麺を口に運ぶ。
チョコクリームの甘さが広がる……と思いきや辛ええええええ! 舌がピリピリする! おそらくサンショウだろう。チョコの甘さとサンショウの辛みが激しくデットヒート。っていうか辛さが勝ってる。バナナやチェリーをいっしょに食べて、必死に味のバランスを取る(自分で)。
さて、問題はプリンである。どうしたらよいか分からず放置していたが、残すわけにはいかない。覚悟を決めてプリンと麺と混ぜ、おそるおそる口に入れる。
異次元の味! 完全にラーメンの向こう側に行っている。おいしいかと聞かれたら、苦笑いを浮かべるしかない。
しかしまさかパフェラーメンが辛いとは。またも店主に一本取られてしまった。「パパパパパフェー」、素人にはおすすめできない、かなりヤバいラーメンだった。