僕はたまごかけごはんが好きだ。あつあつごはんにたまごをかきまぜしょうゆをたらす。く~っ、たまらん。食べてないのにすでにうまい。そうだ、愛するたまごかけごはんでキャラごはんをつくろう。
「タモリかけごはん」をつくる
しかし組み合わせるキャラがむずかしい。う~ん、たまごかけごはんか……。たまごかけ、たもごかけ、たもりかけ……。タモリ! めくるめく脳内会議の結果、タモリとたまごかけごはんを合わせた、「タモリかけごはん」をつくることにした。
材料はごはん、たまご、のり、カニカマ。テンションを上げるため「ウキウキウォッチング」を口ずさみつくり始める。
まずはクッキングシートにタモリの顔をかき、顔のパーツをはさみで切る。そして髪の毛やサングラスの形に合わせてのりを切る。グラサンはタモリの命。慎重にはさみを入れる。
つぎにカニカマの赤と白を使って口と歯をつくる。カニカマを細く切るのはとてもむずかしい。はさみを持つ手がぷるぷるふるえる。落ち着け、ミュージックステーションのタモさんの冷静な司会ぶりを見習うんだ。不格好だが、なんとか口もできた。
いよいよクライマックス。たまごかけごはんに顔のパーツをのせる。しかしここでハプニング発生。なぜかごはんが少し減ってしまった。世にも奇妙な物語である。だが謎はすぐにとけた。出来たてのたまごごはんにがまんできず、僕が食べてしまったのだ。タモリごめん。気を引きしめなおし、ピンセットをにぎる。
顔のパーツをのせ終えると、笑顔のタモさんがあらわれた。似ているかと言われると微妙だが、味わい深い顔になったと思う。
「タモリかけごはん」から声が聞こえる。「明日もつくってくれるかな?」いいとも!