紀伊国屋書店「ほんのまくらフェア」で、闇鍋状態の本を感性だけで買ってきた!

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紀伊国屋書店「ほんのまくらフェア」

 新宿の紀伊国屋書店で、「ほんのまくら ~書き出しで選ぶ100冊~」という面白いフェアをやっているらしい。ネットで話題になっていたので、気になり行ってみた。


 新宿駅東口から歩いて10分、紀伊国屋書店の2階に「ほんのまくら」フェアのコーナーがあった。ネットの口コミの力なのか、平日の夕方にもかかわらず、大勢の人が棚に並ぶ本を興味深く見ている。

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

 それもそのはず、この「ほんのまくら」フェアは、表紙の装丁に書かれた「本の書きだし=まくら」だけを見て、買うかどうか決めるのだ。本は袋に入っており、中身を見ることはできない。著者も分からず、本のタイトルも分からない。一行目のまくらの文章だけを見て、面白い本かどうか自分で判断するのだ。

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

 そんな闇鍋みたいな売り方ってアリ!? と思うが、棚に並べられた「ほんのまくら」を見比べるのは面白い。自分の感性を試されているようだ。

 迷ったあげく、「しぇけなべいべな」「しぇけなべいべ」というまくらの本を買った。買った理由はもちろん、まくらにビビっときたから。著者もタイトルも分からず本を買うなんて、人生で初めてだ。

 この売り方、さすがにそんなに売れないだろうと思っていたが、僕がいる間だけでも4,5人が買っていった。売り切れてしまった本もたくさんあるようで、皆さん本の闇鍋、もとい本のまくらフェアを楽しんでいるようだ。

紀伊国屋書店「本のまくらフェア」

 家に帰って本を開くと、諏訪哲史さんの『りすん』という本だった。自分では決して選ばない本だ。でも自分の感性で選んだ本だから、きっと面白いはず。こういう形での本の出会いは、知らない世界を見つけられ、読書の幅が広がると思う。

買った本

紀伊国屋書店 新宿本店
住所 東京都新宿区新宿3-17-7
電話番号 03-3354-0131
営業時間 10:00~21:00
「ほんのまくら」フェア開催場所 2階売場中央フェアスペース
開催期間 2012年7月26日(木)~9月16日(日)

コメント

  1. 土屋怜 より:

    こんばんは、はじめまして。
    おもしろそうですね。行ってみます。
    by「群れない猫」

  2. 並河杏 より:

    うけるwwwwww
    あたしも行こうかな?

  3. AYUMI KAMIYA より:

    方法としては書店の苦肉の策という感じはする。○○文芸賞をとった作家というような売り方、消費者側も選び方に慣れてきたから。
    ただ一つの店の中で本来の買い方と両立できるように維持しつつこの手法が都市部だけでなく全国に広まったら、作者にも失礼だし購入する側もちょっとおかしいなと思います。