NHKの『SWITCHインタビュー』で、鳥山明を育てた名編集者、鳥嶋和彦氏が「マンガ家になるために必要な3つのこと」を語っていた。その3つとは「国語を勉強すること
」「友達をたくさんつくること」「運動して体を丈夫にしておくこと」。
鳥嶋氏といえば、新人だった鳥山明を発掘し『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』を立ち上げ、大ヒットに導いた編集者。鳥山明に容赦なくボツを出す厳しさでも知られ、『Dr.スランプ』では悪役のDr.マシリトのモデルにもなっている。
そんな鳥嶋氏が、小学生からの「マンガ家になるにはどうしたらいいんですか?」という質問には、いつも3つ、こう答えるという。
1. 国語を勉強すること
「セリフはぜんぶ国語だから。実はマンガ家さんは、文章すごくうまいんです。国語がちゃんとできるんです」
2. 友達をたくさんつくること
「いろんなキャラクターを知っていることが、マンガをかく時にものすごく大事。こんな人もいる、あんな人もいる。それをちゃんと分かっているかが大事なんです」
3. 運動して体を丈夫にしておくこと
「週刊連載はほんとに厳しいから。締め切りがあるから、寝る間も惜しんでかかなきゃいけない」
最後に鳥嶋氏はこう語った。
「この3つを心がけてやってくれれば、君は必ずマンガ家になれる。みんな言うんですよ、絵はいいんですか? って。大丈夫、絵はかけばかくだけうまくなるから。最初に言った3つは、後からでは難しいから」