夜のお菓子「うなぎパイ」を知らない人はいないだろう。だが夜だけでなく、朝のお菓子「すっぽんの郷」、昼のお菓子「しらすパイ」、真夜中のお菓子「うなぎパイV.S.O.P」もあるのをご存じだろうか? 今回はその朝から真夜中までのお菓子の詰め合わせ、春華堂の「フルタイム」実食レポートをお届けする。
春華堂のうなぎパイ詰め合わせ「フルタイム」
こちらが「フルタイム」のはこ。かなりでかい。ゴールドにかがやく「う」の文字。さすが豪華版。ふたを開けると、朝から真夜中までのお菓子がぎっしり。わくわくが止まらない。
それでは朝から食べていこう。朝のお菓子「すっぽんの郷」だ。朝からすっぽんとは元気いっぱい。かわいいパッケージのクッキーは、ホロホロとした歯ざわりであまい。「フルタイム」の中でゆいいつパイではない「すっぽんの郷」は、かなりレアだ。
つづいて昼のお菓子「しらすパイ」。甘口と辛口の2種類あるが、味がまったくちがう。甘口はざらめたっぷりのパイだが、辛口は魚の風味が強烈でちっとも甘くない。お菓子と思って辛口を食べたときの衝撃。もはや別のお菓子である。
夜のお菓子「うなぎパイ」は安定のおいしさ。サクサクしたパイと砂糖の甘さがベストマッチ。これで夜も元気いっぱいだ。
子どもが寝静まる真夜中にあらわれるのが、うなぎパイ界の帝王「うなぎパイV.S.O.P」。ブランデーの等級を表す「V.S.O.P」の言葉どおり、ブランデー入りの最高級品。うなぎパイよりぶっとく、食べる前からブランデーの香りをプンプンさせている。
パッケージ裏の謎ポエム。ラスト一行に注目。
口に入れたとたん、鼻をつきぬけるブランデーの香り。アクセントがきいている大粒のナッツ。「うなぎパイ」とは別物の、これぞ大人のお菓子である。
「フルタイム」は朝から真夜中まで、驚きのつまったお菓子であった。うなぎパイばんざい。