芝桜が見ごろらしい。ずっと見たいと思っていたが、生で見たことが無い。一面ピンクの芝桜を見たい! と意気込んで、埼玉県秩父の羊山公園に向かう。
特急レッドアロー号にゆられ、西武秩父駅を目指す。ゆったりとした電車で弁当を食べながら、春の風景を楽しむ。思った以上に楽しい! 電車の旅、いいね。
西武秩父駅で降り、歩いて羊山公園へ向かう。行き方が分からなかったが、しっかりと誘導してくれる方がいて、迷わず目的地へ着いた。
ワクワクしながら羊山公園に入る。「WAO!」 目の前には大きな満開のしだれ桜。すっかり桜の時期は終わりと思っていたので、嬉しいサプライズ。
しばらく歩くと、屋台の広場があらわれた。「観光客逃がしまへん!」という並々ならぬ気迫が伝わってくる。屋台のラインナップを見回すと、秩父はいちご、山菜、メープルが名物のようだ。摘みたてのいちごの歯ざわりはシャクッとしている。スーパーのいちごとは全く別物でおいしい。
屋台の広場の誘惑から抜けると、そこは一面の芝桜! ピンク、白、紫の芝桜が地面にぶわ~っと広がっている。綺麗~! テンションは急上昇。
近づいて観察してみると、芝桜にはいろいろな種類があるようだ。一番グッときたのは、まるで絵筆で描いたような模様の芝桜。イラストみたいで面白い。
あと気になるのが、「レフ版おじさん」。観光客がきれいな写真を撮りやすいように、ずっと巨大なレフ版を持ったおじさんが立っているのだ。「レフ版おじさん」は無償でやっているようで、順番待ちの人気者になっている。「レフ版おじさん」の目的は一体何なのか? 気になる。
歩きつかれたので、芝生にごろん。ふとあたりを見ると、四つ葉のクローバーを発見。いいことあるかも。美しい芝桜をながめていたら、日ごろの煩わしいことを忘れ、爽やかな気持ちになった。