「銘菓ひよこ」を親のにわとりに会わせたい

この記事をシェア

銘菓ひよことにわとり

 僕はお菓子のひよこが好きだ。子どもの頃から、おみやげと聞けば迷わずひよこをおねだりした。大人になっても食べ続けている。そんなかわいいひよこを見てふと思う。「親のにわとりはどこへ行ってしまったのか?」。


銘菓ひよこ

 おみやげ屋にも「名菓にわとり」は売っていないし、ひよこのサイトを見ても、親のにわとりは見当たらない。親と離ればなれでは、子どもたちもきっと寂しいだろう。いないならつくればいい。誰にも頼まれていないが僕が立ちあがった。「銘菓ひよこ」を親のにわとりに会わせたい。

 親にわとりを作るために用意したのは、ホイップクリーム、いちご、デコペン。まずはひよこのボディにクリームを塗る。しかしこの作業がむずかしい。脳内イメージでは、パティシエのようにきれいにクリームを塗りひろげていた。だが実際やってみると、きれいにクリームが広がらずでこぼこ。スキル不足を痛感。

銘菓ひよこにクリームを塗る

 次にとさかをいちごで作る。細かく切ったいちごを、頭の上とくちばしの下にのせる。いきなりにわとりらしくなった。ひよこたちよ、もうすぐ親に会えるぞ。最後にデコペンで目にチョコを入れ、出来あがり。

銘菓にわとり

銘菓ひよこ

 ついにひよこと親にわとりが対面した。銘菓ひよこの長い歴史の中で、はじめての快挙である。「お母ちゃん!」「ひよ子!」「会いたかった!」「ひよ子~!」

銘菓ひよことにわとり

銘菓ひよことにわとり

銘菓ひよことにわとり

銘菓ひよことにわとり

銘菓ひよことにわとり

 なかむつまじい姿に、思わず僕も目がしらを押さえる。よかったな、ひよこ。後で食べちゃうけど。よかったな、親にわとり。後で食べちゃうけど。

コメント

  1.   より:

    今度は是非「大ひよこ」でお願いします。

  2. 名無しのかんべー より:

    爆笑です!
    発想バツグン(゜∇^d)!!